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やはり私の青春音楽理論はまちがっている。

たまには音楽の話でも。

先日ニコニコに新曲をあげました。

【初音ミク】 yOunG oH! Oh! 【オリジナル】


ありがたくもこの度「VOCALOID和風曲」タグをつけていただきましたが、箏や三味線や笛は鳴っていても、和旋法を駆使したフレージングがあるわけでもなく、音楽的には特に「和風」というわけではありません。
間奏の三味線は津軽じょんがら節で使われるようなマイナーペンタトニックではなく、sus4のうえに半音下のaugメジャー7thを積んだ2階建てコード、その2階の増三和音を短調のⅢbに見立ててのメロディックマイナーで以てベベベンと弾いております。

また曲の終盤のほうで、7th(#9、b13)のaltコード上にさらにb9th音を響かせてる箇所があります。
通常、オルタードを旋法的につかう場合ならb9と#9が経過的に並んで現れることはありますが、和声的に同時に鳴らすということはまずしないと思います。

最後の「う~ど~ん、たべてかえろ~♪」というフレーズ(じつは、大好きなちえPの「月花ノ姫歌」のイントロの尺八のフレーズから引用させていただきました。)、そのバックで笛が鳴っているのですが、マイナーコード上で明らかにM3音が使われています。
これは、原曲のsus4に対して私はm7(9、11)をあてているのですが、それをトニックマイナーとしたうえで、属音からの3度累積をaugとして考え、その構成音それぞれに半音上の音を付加した増三和音の音程関係のマイナーメジャー7thを分散させた人工的スケールを作り、それを旋法的に用いたフレージング上の音なのです。

これらはいずれも楽理的には、忌避されるべき・ある意味まちがった音の使い方だと思います。
私はべつに奇を衒ったり逸脱することに価値をおいてこういった音選びをしているわけではないのですが、あくまで欲しい響きを探っていったらこんな音になってしまったのです。

おしゃれなテンションコードよりも、インテリジェンス溢れる転調よりも、ちょっとヘンテコで珍妙な独自の響きへの偏執。そんな私の変質的な音嗜好がごあめの“個性”として認識されて、好事家の方々が「今度はどんな変な音を聴かせるんだ?」と作品を心待ちにしてくださるようになれば幸せです。

新曲あげた!【櫻歌ミコ】 cloudy thursday bus 【オリジナル】

明日3月5日はミコの日!というわけで昨日新曲をあげましたー!

【櫻歌ミコ】 cloudy thursday bus 【オリジナル】



第二形態ちゃんの少年声はロリミコとはまた違った魅力があって、その声に惹かれてこの曲が出来たところもあり
ます。

歌詞の一人称が「僕」だったり、内容もまるで“かけおち”を思わせるような感じで「かわいいミコ」曲とは違いますが、男の子のイノセントな感じを表現したいと思って書きました。

音的には、うんと左右に振ったエレピやチープなドラムマシン、コードをリバースさせた音を使ってみたり、またポリリズムやポリテンポや複調なども用いられてて、ちょっと変わったふうに聴こえるかもしれません。

あと今回は動画の映像も自分で作った切り絵を使ってみました。カッターではなくハサミでチョキチョキとやりました。

なんとか5日に間に合ってよかった~。ミコもありがとう、おつかれさまでした。これからもよろしく!

「硝子戸の中」 の歌詞について語りたがるごあめ

ゆうべ(ミコの誕生日!)に投稿したぞー!
櫻歌ミココンピレーションアルバム Vol.1 「La Princesse Pomme りんごのおひめさま」収録曲のアレンジバージョン!!

【櫻歌ミコ】 硝子戸の中 【ミコオリジナル曲】


歌詞

浴室の油漆(ペンキ)が乾くまで
缺伸許りして盆槍して 
屋根を叩く雨の音なのか
出鱈目な君の鼻謌かな

そんな何氣ない毎日が過ぎてゆく此の部屋の窓邊に
插した花が謌つてしまふのはこんな愛のうた 
不思議だね、わたしはもう嘘の吐きかたも忘れ
君の膝で猫に成る

庭には鶏が2羽に分かれては林檎の木の下踊る倍愛倫國舞踊(シュープラットラー)

何氣ない毎日が過ぎてゆく此の部屋の窓邊に
插した花が謌つてしまふのはこんな愛のうた 

闥(ドア)の向かふ短銃(ピストル)が鳴り響き
懸賞首にかかれあ窓から
君とわたしのお氣に入りの靴だけ投げればいい

目が覺めて窓開けてをかしな夢を話さう
雨上がりの星の屋根
鍉(スプーン)もお皿も耳澄ましてさ
硝子窓の内側で續いてくこんな物語



【性急な無駄口、または冗長な、あまりに冗長な解説】

この歌詞は一瞥してわかるように「安アパートでつつましく暮らす若いカップルの何でもない日常風景」を歌っているだけのものですが、そもそもの着想は、櫻歌ミコという子の基本設定「“狼”でもあり“赤ずきん”でもある存在」とはどのようなものだろう、という疑問から始まっていたりします。

シャルル・ペローが口承民話をもとに童話『赤ずきんちゃん』を書き上げた当時、「赤い頭巾」は無垢の象徴とされ、また「オオカミを見る」とはスラングで「純潔を失うこと」を示したらしいです。

つまり、この何とも不思議なザイエンデは「弄ぶ者/弄ばれる者、そのどちらか」などではなく、親や大人のまえでは【赤い頭巾】を被ってみせ(いい子を演じ)ながら実は貪欲に恋に焦がれている【狼】でもある存在・・・と捉えることも出来るんじゃないでしょうか。

というわけでこの度ミコさんには、家を出たまま帰らず(言いつけを守らず道草して)覚束ない新婚ごっこのような同棲生活を始めちゃった娘さんを演じていただきました。

また、「我が子はいい子。きっと誑かされているに決まっている」と思い込んでる親のもとに連れ戻されそうになることと、「人間は人間として生きるべきだ」と、育てられたオオカミの群から引き離され人間社会で生活させられる狼少女の伝説を重ね合わせ、周囲が考える幸せが果たして当人にとっても幸せなことなのかという問いも裏のテーマとして込められてたりするとかしないとか。

・「硝子戸の中(がらすどのうち)」は夏目漱石の随筆と同名。これは後に書かれる「道草」へのプロローグ的な作品でもあり、「赤ずきん」の道草に準えている。
・“窓辺に挿された花”は「桃色のハス」と「明るい黄色の花」をイメージしている(狼に育てられた少女、アマラとカマラの名前の由来)。蓮の花言葉は「雄弁・饒舌」。転じてよく囀る、“歌ってしまう”。
・“嘘の吐きかた”→オオカミ少年。
・“猫になる”→狼はイヌの仲間だがネコ目に属する(ネコ目イヌ科の)動物である。
・“シュープラットラー”はチロル~バイエルン地方にかけて踊られているフォークダンス。「赤ずきん」はこの辺りの口承民話がもとになっているという説がある。
・“ドアの向こうピストルが”→「赤ずきん」の猟師を示唆している。ここでは原作の救出者としてではなく、肩寄せ合い暮らすふたりを引き離そうと押しかける大人の存在として描かれている

リンゴ齧るベルト?

先日ニコ動に投稿した「反復と差異」をボサノバっぽくアレンジしてみました。
タイトルも「反復と差異(リンゴカ・ジルベルトの場合)」とボサノバの神様ジョアン・ジルベルトを意識してみたり。

じつはボカロPのwintermuteさんが自曲「song of pixy」を“bossa study”と銘打ってセルフカバーしていたのを真似てみたのです。

ピアプロにて限定公開しています。聴いてくださいいっ!!

【初音ミク】 反復と差異(リンゴカ・ジルベルトの場合) 【セルフカバー】

速くあれ、たとえ場を動かぬときでも! 幸運の線、ヒップの線、逃走線。

新曲ーッ!です!!

【初音ミク】反復と差異【オリジナル】



前カノとくらべられるのツラいっす、という歌。

生音を控えめにして打ち込み主体のサウンドにしたり、コード進行ちょっと捻りをきかせてみたり、自分なりに新しい試みに挑んだ曲です。

前作にひきつづき、動画をちーおかさん(oca)、マスタリングをケィさん(内緒でお願いP)に担当していただきました。たくさんの敬意と愛を!!
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Author:ごあめ(りんごあめ)
曲や動画を投稿したり、ギターを弾いたり、雑文を書いたりしています。

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